写真の構図(基本+α)について
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こんにちは。きたのけいごです。
いつもブログを読んでくださり、
ありがとうございます( ^ω^ )
先日のダンデライオン記事の際に、写真の構図に関する文言を1行だけ書いたのですが、これが好評?だったみたいなので恐縮ですが、
【初心者向け】写真の構図説明
をしますね。
あっ、一応フォトマスター検定2級は持っていますが、勉強不足や個人的な主観が含まれる部分もあるのでご容赦下さい。
【フォトマスター検定の公式サイト】
〈事前補足〉
今回、説明用に掲載している写真はコンパクトデジタルカメラ(略してコンデジ)や古いCANONのデジタル一眼レフで撮影したものが多いです。 最新のミラーレス一眼は所有していないものの、何度か借用する機会があったので、そちらはまた別の機会に紹介できればと思います。
〈目次〉
- 写真の構図とは?
- 構図:日の丸
- 構図:三分割
- 構図:三角
- 構図:対角線
- 構図:放射
- 構図:額縁
- 構図:アルファベット S字、C字
- 構図:シンメトリー
- 構図:黄金分割(※今回割愛)
- 構図:黄金比(※今回割愛)
- その他 複数の構図
- その他 例外1
- その他 例外2
- まとめ
写真の構図とは?
パッと見て良い写真や印象深い写真。
逆になんだかイマイチな写真。
この差は構図の違いによるものが大きいです。
では、構図とは何か?
写真全体(以降、画角と表記)の中に1番メインで撮りたいもの(以降、主題と表記)と、それを支える他のもの(以降、副題と表記)をどのような位置、バランスでおさめるかが構図になります。
この構図に基づいて撮られたものは写真としてしっかりしたものになり、魅力的、印象的、または撮影者がその時感じた感情を表現できます。
そのため、中〜上級者、プロの方は常に構図を意識しています。もちろん構図に加え、光の使い方(順光、斜光、逆光)、絞り(F値開放側のボケ味、閉じる側のパンフォーカス)、シャッタースピード、ホワイトバランス、ISO感度なども合わせて意識しています。今回はこういった内容は割愛します。
では、これから代表的な構図を順に説明しますが、過去に私(一部、妻 ※)が撮影した写真を用いてますので合わせて見てみて下さい。
※妻は趣味がカメラ(約20年)なので、私より格段に上手いです。コンデジでも一眼顔負けの写真を撮ります(汗)
構図:日の丸
撮影:けいご 機材:SONY RX100
画角に対し、主題(今回で言うと和菓子)を真ん中へ持ってくることで見る人へ分かりやすくアピールする。但し、平凡な写真にも見えてしまうため、こればかりを多様しないほうがよい。
構図:三分割
撮影:けいご 機材:SONY RX100 鳥の写真は妻 機材:SONY WX100
画角全体に対し、縦横三分割の線を引いた時の交点にあたる位置に主題がくるようにする構図。日の丸構図と比べても主題の印象付けや全体のバランスがよくなり、脱初心者的な写真になる。中級者以上の方々が撮影した雰囲気のある写真は、この構図にあてはまることが多い。
構図:三角
撮影:けいご 機材:SONY RX100
三角構図は主題(今回で言うと座っている銅像)三角形のかたちでとらえて撮ることで安定感のある印象になる。この三角形の位置は必ずしも画角の真ん中にする必要はない。この写真もあえて真ん中にしていないのには理由がある。それは、この銅像の空を見上げる視線に合わせ、右斜め上の余白を若干広めになるように撮影している。
また、今回は例になる写真を掲載していないが、逆三角形の構図もある。三角形の底辺側が上にくるように構造物や風景を撮影することで不安定=不安感を表現できる。例えば、崖やスリル感を出したい構造物の撮影に用いるとインパクトがある。
構図:対角線
撮影:けいご 機材:SONY RX100
対角線構図は画角四つ角からの対角線上に主題を入れることで、動きの印象を付けたり、見る人の視線を誘導する効果がある。
ちなみに左下の写真は同じ構造物が連続しており、リズム感(ユニークさ)を出している。同じものが1列に並んでいれば、対角線でなくてもリズム感は出る。
構図:放射
撮影:けいご 機材:CANON EOS kiss digital X
奥行きのある風景や構造物を撮影する際に、放射状になるようにする事で、より手前側の主題に迫力が出て際立つ。また奥側から手前への動きの表現も加わる。今回は橋の写真だが電車の撮影(走って状態orホームで停車している状態)などに最適。
構図:額縁
撮影:けいご 機材:SONY RX100
屋内から外を撮影した時に、画角の外側が暗い状態で囲まれたものが額縁の構図になる。もちろん、屋外でも額縁の構図になることはある。
この構図の効果は主題が画角から切り出され、絵画のような印象になる。三分割や放射の構図ほどのインパクトはないが、独特の味わいがでる。似てる構図にトンネルの構図があるが、今回は割愛。
構図:アルファベット S字、C字
説明用写真未掲載m(_ _)m
アルファベットの構図はS字とC字がある。
S字については風景写真の曲がりくねった道などをS字状に入れることで見てる側の視線を誘導し、あたかも写真の中を歩いてもらうような効果がある。
C字については食べ物の撮影などに使われ、丸いお皿が全部写るようにするのではなく、中心から少しずらし、お皿が切れて円弧がC字のようになるようにする。これにより、奥行き感を持ったやわらかな印象となり、おしゃれな1枚となる。
S字もC字もやはり写真がないと伝わりにくいですね。
構図:シンメトリー
説明用写真未掲載m(_ _)m
画角の水平方向または垂直方向を起点に主題が対称になる構図。代表的なのは富士山が湖にキレイに反射している写真。写真の上半分は実際の富士山、下半分は湖に反射した富士山。このシンメトリー(対称)の効果は『静』と『神秘的』な印象を持たせることができる。
構図:黄金分割(※今回割愛)
三分割と対角とプラスαにより構成される構図。上級者向け?なので今回は割愛。
構図:黄金比(※今回割愛)
フィボナッチスパイラルを用いた構図。正確には違うが、イメージとしとはアンモナイトの渦巻きのような構図となり、こちらは黄金分割以上に高度な構図になるため、今回は割愛。
その他 複数の構図
撮影:けいご 機材:CANON EOS kiss digital X
三分割+三角の構図
→三分割により写真のしまりを出し、三角の構図も加わり安定感を強調。
撮影:妻 機材:SONY RX100
二分割+三角(+モノクロ)
→今回説明が入っていなかった二分割構図にて空と地面を分けた状態に加え、逆光でできた樹木の影を含み三角を作っている。樹木の先端に太陽が位置し、それらをモノクロで撮影することにより、繊細な秋のほうき雲(完全なほうき雲ではないが)の流れが表現されている。右上の飛行機雲がなければ更によかった。公園内のなんでもない一本の樹木をひいて撮っているだけなのに独特な雰囲気の一枚になっている。
その他 例外1
撮影:けいご 機材:CANON EOS kiss digital X
主題に強烈な迫力、美しさがあると構図に当てはまらずとも、それなりの写真になる。
その他 例外2
撮影:けいご 機材:SONY RX100
撮影:妻 機材:CANON EOS kiss digital X
接写で撮影すると構図に当てはまらないものでも、雰囲気がある写真となる。言わずもがな、コンデジならマクロモード、一眼ならマクロレンズを使用。
まとめ
ご覧頂いた構図以外もまだまだ色々な種類がありますが今回、初めて『写真のを構図』を知ったという方は、まずは三分割、三角、対角線の構図等を意識してみるのはいかがでしょうか?
・・・と言いつつ、最近の私はうろちょろする長女ちゃんを構図関係なしにバシャバシャ撮ってる日々を送ってますが(^_^;)
書き出したら思いのほか長文になり失礼しましたが、最後までご覧頂き有難う御座いました。
以上、ではでは( ⸝⸝•ᴗ•⸝⸝ )੭⁾⁾